チドリ科  Charadriidae 画像をクリックするとページが閉じます

コチドリ
Charadrius dubius
体長16cmで日本のチドリの中で最も小さい。
夏鳥として海岸や河原に飛来し地面に巣を作る。 炎天下の河原では中腰で日陰を作り卵を守りぬく。
ヒナに外敵が近づくと離れた場所で傷ついたフリをして目をそらす行動をとる。

イカルチドリ
Charadrius placidus
体長20cm。長野県では、年中通して河原で見られる。 コチドリに似ているが、イカルチドリは大きく、目の周りの黄色いリングが細く、胸の黒い帯が細い。 コチドリは春に渡ってくるので、冬には見られない。 2月には縄張り上で鳴きながら飛び回り、真夜中でも声が聞かれる。 近くにヒナがいると怪我をしたフリをして外敵の注意をそらす行動をする。

シロチドリ
Charadrius alexandrinus
体長17cm。夏鳥・留鳥。 砂浜、河川敷などの水辺で見られる。
外敵が近づくと怪我をしたフリをして、ひなを守る擬傷という行動をする。繁殖地で見られる個体と群れで移動している個体では、色味や行動が多少違っているらしい。砂浜の減少などで数を減らしている。

メダイチドリ
Charadrius mongolus
体長19cmでイカルチドリ位の大きさ。旅鳥で春と秋に干潟に飛来する。潮干狩の場所に多い。胸がオレンジになるのは、繁殖期のオスのみで、非繁殖期やメスは赤みがない。