ムクドリ科  Sturnidae 画像をクリックするとページが閉じます

コムクドリ
Sturnus philippensis
全長約19cmでムクドリより小さい。 夏鳥として日本で繁殖。渡りの時には群れになる。 オスの頬に茶色の班があり、遺伝的に班のものと襟巻状に大きな模様のものがいる。メスには頬の班がない。 割と早めに飛来するが、巣場所探しには苦労しているように思う。 木の穴や屋根の隙間、巣箱を利用するが、すでにムクドリなどに占領されていることが多く、争っているのを見かける。 飛翔速度は速く直線的に飛ぶ。

カラムクドリ
Sturnus sinensis
全長19cm位でコムクドリ大。本州では迷鳥で、見られない。石垣島で冬鳥として多く見られそう。ムクドリの群れに混じることがある。繁殖期には目の周辺が茶色になる。

ムクドリ
Sturnus cineraceus
全長24cm位。メスの方が少し色がうすめに見える。田畑・民家近くに多く、山岳地帯・森林には少ない。木の穴や煙突や屋根裏など人工物の隙間を巣にすることが多い。
昆虫や果物など雑食性。ヒナが巣立つと連れだって桑の実を食べたり、秋の柿木に群れたりする。
繁殖期以外は、群れでねぐらで寝るので、近くの電線に何百羽もとまることがある。
以前は竹藪や林の中をねぐらとしていたが、最近は、街中の街路樹を利用する群れがいる。外敵が少なく安全なのと、ねぐらの樹林が減ったせいだろうか。