ヒタキ科  Muscicapidae 画像をクリックするとページが閉じます

コルリ
Larvivora cyane
体長14cmの夏鳥で、本州中部以北に飛来し、山地の林で繁殖する。オオルリなどヒタキ科に多い、樹上から飛び立ち、空中で虫を捕まえることはせず、地上で昆虫やミミズなどを獲る。ささやぶの中からチッチッチッチッ・・チールリチールリと大きな声が聞かれる。茂みからあまり出ない為、声が聞こえても姿は見せてくれない。

オオルリ
Cyanoptila cyanomelana
全長16cmのきれいな小鳥で日本三鳴鳥の一種。メスは茶褐色で雄の若鳥もメスに似る。夏鳥でわりと早い時期に来日する。渓流沿いの高い枝で囀る。美しい声で鳴き、最後にジジとつけるので分かりやすい。巣へ近づくとヒッヒッと警戒の声を出す。

ノビタキ
Saxicola torquata
体長13cmのヒタキで夏鳥。本州中部以北に飛来する。夏の高原を代表する野鳥だと思う。長野県では菅平高原へ観察に行っていた。また、コスモス畑では秋の渡り途中のノビタキがフライキャッチで餌を獲っているのを見かける。メスは、全体に褐色で頭が黒くならずに別の種のよう。

ジョウビタキ
Phoenicurus auroreus
体長14cmの小鳥。冬鳥として飛来しているが、 近年各地で繁殖しているのが見つかっている。
数も多く人気があり、橙色で顔が黒いオスをジョビオ君、 顔が淡褐色のメスをジョビ子さんと呼ぶ人も多い。
平地の杭の上など目立つ所で見られる。 尾を細かくブルブルとするのでシルエットでも区別しやすい。
大きな声でヒッ、ヒッと鳴き縄張りを宣言し、移動中などは カッ、カッと鳴く。同じくヒッ、ヒッと鳴いているルリビタキと 混同しやすいが、ルリビタキは、低い声でグッ、グッと鳴く。 餌場ではジョウビタキが強く、ルリビタキを追い払う事が多い。 車のバックミラーに映った自分の姿にも攻撃したりする。